お菓子作りの本などを見ていると「ここで小麦粉を振るい入れ・・・」なんて書いてありますが「うちって粉ふるいなんてあったっけ?」という方も多いのではないでしょうか。
粉ふるいはスポンジケーキなどをふわふわに仕上げるのに必要な器具ですが、普段お菓子作りなどをしないという場合は家に用意してなかったりすることもありますよね。
ただ、「いざ必要!」というときに粉ふるいがないと困ってしまいます。
これって、何か他のもので代用できないのでしょうか。
ということで今回は粉ふるいが無い場合になにかで代用する方法についてまとめました。代用品として使えるさまざまなものを調べてみたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
粉ふるいの目的
お菓子作りにおける粉ふるいの作業って「やる意味あるの?」と思う人もいるかもしれません。
振るい入れても結局混ぜてしまうわけですし「そのままでも同じじゃない?」と思ってしまいます。
しかし、粉を振るうことで小麦粉やミックス粉などにあるかたまりが崩れて、ダマになりにくいというメリットがあります。
そして粉の間に空気を入れてふんわりとさせることができます。粉の粒子が小さくなるので、焼き上がりが固くならずふわふわになるのです。
スポンジケーキの作り方などで粉を振るうという工程はよく出てきますが、お菓子作り以外にも粉ふるいは有効で、天ぷら粉なども振るっておいた方が粉が固まらず、サクサクとした食感に仕上げることができます。
粉ふるい 代用品として使えるもの
「キッチンに粉ふるいが無い~!」
というときに、どんなものが代用品として役立つのでしょうか。今回はいろいろな代用品の効果のほどをチェックしていきましょう。
茶こし
お茶を淹れる際に急須の中にセットする小さなザル状のものですね。
粉ふるいと同じような形をしているので「代用に使えるんじゃない?」と思う方は多いでしょう。
しかし茶こしというのはお茶っ葉が急須内に広がらないように入れるものなので、粉類を入れて振っても思うように出てこない、という可能性があります。
また、茶こしはとても小さいので少量の粉ならいいですが、大量に振るいたいときには向かないでしょう。
ただし、パンケーキなどの上にちょっと粉砂糖を振りたい場合などには有効ですよ。
味噌こし
お味噌汁を作る際に、味噌のかたまりがダマにならないように使う道具ですね。茶こしよりは大きいのでたくさんの粉でも振るうことができそうです。
しかし味噌こしというのはお湯の中で味噌を溶かすのが目的なので、そこまで目は小さくありません。粉を入れて振ってもあまり粒子が細かくならずに落ちてきてしまう可能性が高いです。
ザル
麺類を水切りする際に使う道具ですね。ザルタイプの粉ふるいに形状が似ているので上手くいきそうな気がします。
しかしこれも味噌こしと一緒で、ザルの目がそこまで細かくないものは、粉がすぐに落ちてしまい、上手く振るうことができない可能性があります。
泡立て器
実は泡立て器を粉ふるいの代わりにしているという人は多く、ふわふわの仕上がりになると評判です。
ボールなどに粉を入れて、上から泡立て器でかき混ぜるだけで空気が含まれて、粉ふるいと同じ効果が生まれます。
シャカシャカと粉に空気を含ませるようにかき混ぜて、粒子が一定の大きさになるまで続けましょう。
ビニール袋に入れて振る
粉ふるいも泡立て器もない!
という方におすすめなのがこの方法です。
大きめのビニール袋に粉を入れて、空気を含ませるようにシャカシャカと振っていきましょう。
結構疲れますが、道具いらずなのでお手軽ですよ。
こねないで全体を大きく振るように混ぜるのがポイントです。
粉ふるいの代わりがどうしても無ければ
今回は粉ふるいがないときの代用品について紹介しました。
確実性を取るなら泡立て器がおすすめです。あとは、ビニール袋ですね。
力技となりますが、気合でシャカシャカ振りまくれば、かなり粉を細かくすることができます。
一見地味な作業ですが、粉ふるいという工程は大切な役割を持ってますね。できればこの機会に1つ買っておきましょう。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ