半寸胴鍋ってありますよね。
寸胴鍋はよく聞きますが、半寸胴鍋はあまり耳馴染みがないかもしれません。
寸胴鍋とはどう違うのでしょうか。
容量や形状などにも違いがあるのでしょうか。
カレーやシチューを作る場合はどっちを使った方がよいのでしょうか。
料理を作るにあたってどんな違いがあるのか。
使い勝手は半寸胴鍋と寸胴鍋でどういった違いがあるのか。
ということで今回は、半寸胴鍋と寸胴鍋の違いについてまとめました。
どちらを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみて下さい。
半寸胴鍋と寸胴鍋の違いについて
まず、寸胴鍋というのは円筒形をしている煮込み用の大鍋で、スープや汁物を大量に作るときに使います。
縦に長いドラム缶のような縦長の形をしているので容量が多いのが特徴です。
大衆食堂や学校の給食作りなどでよく見かける調理器具ですよね。
そしてそんな寸胴鍋の深さを半分にしたのが半寸胴鍋です。
小ぶりなのですぐに全体に火が通り、短い時間の煮込み料理に向いています。
また寸胴鍋よりも軽量なので運びやすいという利点もあります。
半寸胴鍋とはいっても小ぶりなものだけでなく30cm×25cmくらい大ぶりなものもあります。
容量の違い
では具体的にどれくらいの容量の違いがあるのでしょうか。
寸胴鍋を半分にしたのが半寸胴鍋なので、容量も当然少なくはなります。
小さいものだと3Lくらいの容量になるので、一人暮らし用の鍋には向いているかもしれませんね。
だからといってすべての半寸胴鍋の容量が少ないわけではありません。
容量の大きな半寸胴鍋は50Lくらい入るものもあります。
半寸胴鍋でも50Lも入るのだから容量は十分ですね。
料理で使うにあたって
料理別の使い勝手の良さ
寸胴鍋や半寸胴鍋というのは熱の回りと保湿力に優れています。
特にアルミ製の寸胴鍋は熱伝導率が高いのですぐに温まりますし、逆にステンレスの寸胴鍋は保湿力が高いので冷めないという利点があります。
一気に汁物やスープなどを作ってお祭りや出し物で振る舞う場合などには冷めにくくて便利です。
また、長時間煮込んでも水分が蒸発しにくいという特徴があります。
ラーメン屋の豚骨スープや、洋食屋フォンドボーなど長時間煮込んでゆっくりと出汁を取るような場合には蒸発しないので丁度良いですね。
大量に煮込みたい場合は大きな寸胴鍋が理想的です。
もちろんカレーやシチューなどを作る場合にも便利です。
ただカレーなどは傷みやすく足も速いので「二人分だけでいい」という場合は大きい寸胴鍋よりも半寸胴鍋の方がおすすめです。
また、深い寸胴鍋の場合はかき混ぜるのも一苦労なので、寸胴鍋をかき混ぜる専用のエンマ棒などがない場合は半寸胴鍋の方が使いやすいかもしれません。
寸胴鍋の収納について
便利なのはわかりますが、
「寸胴鍋ってどうやって収納すればいいの?」
と、ちょっと考えてしまいますよね。
確かに大きな鍋ですから、収納方法が気になるところです。
収納だけを考えるなら寸胴鍋よりも半寸胴鍋の方が小さいので、まだ収納しやすいかもしれません。
高さが40cm以内であればシンクの下部分にしまうことも無理ではないです。
寸胴鍋というのは重ねやすい形をしているので、サイズ違いであれば大きい寸胴鍋に小さい寸胴鍋を入れて収納することができます。
大きな寸胴鍋の中に一回り小さい寸胴鍋や、半寸胴鍋を重ねて収納してしまえば、思いのほか場所を取ることはありません。
ただステンレスの寸胴鍋などは重量も重くなるので壁に引っ掛けて収納するのは危険かもしれません。
また、アルミ製などは傷付きやすいので他の器具と一緒にするとキズが付く恐れもあります。
材質や重量なども考慮して収納すると良いでしょう~。
まとめ
今回は半寸胴鍋と寸胴鍋の違いについてまとめてみました。
寸胴鍋の深さを半分にしたのが半寸胴鍋なんですね。小さくても熱回りが良くて保温力があるのでカレーやシチューやスープを作るのに向いています。
寸胴鍋というとどうしても給食センターの大きな鍋や、ラーメン屋にある寸胴鍋を連想しがちですよね。
「流石にあんなに大きなものは家に置けないし・・・」
という場合には小ぶりな半寸胴鍋がおすすめです。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ