二色鍋。
世の中にはこんな不思議な鍋が存在します。
「二色鍋なんて聞いたことない~」
なんて人もいるかもしれませんね。
鍋の中に仕切りが付いていて、
2種類の出汁が入るようになっている鍋。
こういえば、
「あ!見たことある!」
となるのではないでしょうか。
中国料理の火鍋などを調理する際によく使われる鍋で、特に辛いものを調理する時につかわれたりします。
火鍋など中華屋さんでは見ることはありますけど、家で料理する場合の使い勝手はどうなのでしょうか。
ということで今回は、二色鍋を使ったおすすめレシピをチェックしていきましょう。
二色鍋について
二色鍋というのは鍋の真ん中に仕切りが付いていて、2種類の出汁の味が楽しめるように設計された鍋のこと。
真ん中の仕切りは真っ直ぐな場合もあれば湾曲している場合もあります。
二色鍋は中国を中心に、
などの国々で食べられています。
その中でも特に辛みの強い火鍋という料理に使われていることで有名です。
発祥は中国の四川省。
と、聞くと辛~い麻婆豆腐などをイメージしますよね。
(^^;
実際、二色鍋で調理されるものも辛いものが多く、通常は唐辛子や山椒をベースにした辛い味付けの麻辣(マーラー)という赤いスープを仕切りの片方に入れ、もう一方に鶏ガラベースの白濁した白湯(バイタン)というスープを入れて赤白のコントラストになるように作られています。
- 麻辣(マーラー):唐辛子や山椒ベースのスープ
- 白湯(バイタン):鶏ガラベースの白濁したスープ
しかし近年日本に入ってきて、日本の鍋料理店などでも出されるようになった二色鍋は本場の辛みのある鍋だけではなく、日本オリジナルの色々な味を楽しめるものも多くなっています。
片方をちゃんこ鍋にして、もう片方を味噌鍋にしたり、塩味、醤油味両方を楽しめるようにしたリと、日本における二色鍋はかなり自由度が高いです。
ということで、今回は日本で二色鍋をやる際のおすすめの二色鍋レシピを紹介します。
二色鍋のおすすめレシピ
お手軽な本格火鍋
材料(二人分)
豚肉薄切り:200g
もやし:1袋
豆腐:1パック
白菜:5、6枚
ネギ:1本
えのき:1房
ニンニク:1片
燥唐辛子:大さじ1
豆板醤:小さじ1
鶏骨スープ:大さじ2
中華出汁:4カップ
塩コショウ:適量
1.
まずスープを作ります。
2.
ニンニクをみじん切りにして、半分くらいの量を油をひいたフライパンで炒めます。
3.
香りが出てきたら、中華出汁2カップ、鶏骨スープ大さじ1、を入れて塩コショウで味を調えて白湯スープを作ります。
4.
できたスープを二色鍋の片方に入れたら、同じフライパンで再びニンニクを炒めます。
5.
そこに乾燥唐辛子の輪切を入れます。
6.
香りが出てきたら豆板醤と中華出汁2カップを入れます。
7.
赤い麻辣スープが完成したら火を止めてもう片方の仕切りに移します。
8.
そのまま沸騰させぐつぐつ煮立ってきたら、食べやすい大きさに切った野菜と豆腐を両方に入れてから、タラは麻辣スープに、豚肉は白湯スープに入れます。
9.
食材に火が通ったができあがりです。
ちゃんこ鍋&白ごま担々鍋
材料(二人分)
生鮭:2切れ
鶏ひき肉:100g
鶏団子:4~6個
白菜:5、6枚
ネギ:1本
豆腐:1パック
白滝:1パック
好きなキノコ:適量
和風出汁:2カップ
醤油:大さじ1
みりん:大さじ1
中華出汁:2カップ
豆乳:大さじ2
豆板醤:小さじ1
コチュジャン:小さじ1
練り胡麻:大さじ1
すり胡麻:大さじ1
1.
野菜は食べやすい大きさに切っておきます。
2.
二色鍋の片方に和風出汁を入れて、醤油、みりんで味付けします。
3.
フライパンに油をひいて鶏ひき肉を炒めます。
4.
火が通ってきたら豆板醤、コチュジャン、練り胡麻を入れてかき混ぜます。
5.
中華出汁を入れて全体を伸ばしてからすり胡麻を入れ馴染んできたら二色鍋のもう片方に入れましょう。
6.
二色鍋の両方に野菜、豆腐、白滝をバランスよく入れたらちゃんこ鍋の方に鶏団子、担々鍋の方に生鮭と豚肉の薄切りを入れましょう。
7.
火が通ってきたらできあがりです。
まとめ
今回は二色鍋を使ったおすすめレシピを紹介しました。
二色鍋って一度にふたつの味を楽しめるのでお得な気分になりますよね!
本格的な火鍋は辛いものが苦手な方は駄目かもしれませんが、最近ではどんな味でも組み合わせOKなので好きな組み合わせで二色鍋を作ることができます。
ちゃんこ鍋や豆乳鍋、トマト鍋など最近人気の鍋と合わせてみるのもおすすめです♪
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ