銅鍋。
見た目が美しくてオシャレですよね!
日本で使われている調理器具としてはポピュラーではないかもしれませんが、ヨーロッパなどではよく使われています。
また、日本でも本格的な洋食レストランでは銅鍋が多く使われています。
銅鍋の魅力はなんといってもあの美しい輝き。
ですが、長年使っていると色がくすんだり変色してしまうこともあります。
くすみや変色を抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。
ということで今回は銅鍋のお手入れについて紹介していきましょう。
銅鍋の手入れの仕方
銅鍋というのはお手入れを怠ると色がくすんで変色してしまったり、緑青という錆が発生してしまうことがあります。
そのため日頃からお手入れを心がける必要があります。
新しい銅鍋を使う前に
買ったばかりの新しい銅鍋というのは輝きをよくするために薄く皮膜が張ってあります。
このままでも十分使えますが、料理を作るうえで馴染みをよくしたいのであれば除光液か薄めたシンナーをふくませたキッチンペーパーで優しくこすり、表面の皮膜をはがしてから使いましょう。
また、使う前に一度煮立てておくとアクが抜けて、さらに料理が馴染むようになりますよ。
使ったらそのままにしない
銅という材質は酸や塩分、アルカリ成分に弱いという特徴があります。
そのため作った料理をそのまま銅鍋に入れて長時間放置してしまうと、料理の成分が銅に反応して変色してしまうおそれがあります。
そのため余った料理などはすぐに他のお皿に移して、できるだけすぐ洗うようしましょう。
銅鍋をキレイにする方法
銅鍋はデリケートな材質でできているので、丁寧に使うのが一番の長持ち方法です。
しかし、ときには焦がしてしまったり、うっかり錆させてしまうこともありますよね。
そういった場合にどうやってキレイにしたらいいのか、銅鍋のケア方法を紹介していきましょう。
焦げてしまった場合
焦げてしまった場合はお湯に浸けてからスポンジでこすると焦げがするりと落ちる場合があります。
焦げた状態で長時間放置すると落ちにくくなるのですぐに対処するようにしましょう。
お湯だけでは取れない場合はお湯を張った銅鍋に大さじ1の重曹を入れて火にかけます。
沸騰状態を5分程度持続させてから冷まして、洗剤を付けたスポンジで焦げ部分をこすって落として下さい。
タワシや金タワシなどは傷の原因になるので必ずスポンジを使って下さいね。
緑青が出た場合
緑青が出てしまったた場合。
クリームタイプのクレンザーを付けてスポンジで強めにこすって下さい。
粒子の粗いクレンザーは銅鍋を傷つけてしまいます。
なので、粒子の細かいクレンザーを使いましょう。
また、薄めたお酢を錆の表面にこすりつけてから水洗いすると緑青が発生しにくくなります。
銅鍋の内側が剥がれた場合は?
銅鍋の内側のコーティングが剥がれてしまった場合は、鍍金をかけ直せば再び元の銅鍋に戻ります。
しかし、素人でコーティングを直すことはできないので職人さんやメーカーに頼むことになります。
修理を頼めばコーティングだけでなく歪みや表面の凹凸も治してもらえるので、より長く使い続けられるようになります。
修理費はまちまちですが、大きめの銅鍋だと修理費は1万~3万くらいとなります。
まとめ
今回は銅鍋のお手入れについて紹介しました。
銅鍋というのは鉄鍋やステンレス製鍋に比べたら変形しやすくデリケートだという特徴があります。
そのため細かいお手入れが大切となります。
特に銅鍋は錆びやすく、すぐに緑青が発生してしまうので湿気の多い場所での保管や、水気が付いたまましまうのは避けるようにしましょう。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ