保温鍋。
文字通り保温機能がある鍋のことで、じわじわと余熱を加えて食材を調理することができます。
もともとの目的は、作った料理を冷めにくくした状態でキープする鍋なのですが、最近ではこの保温鍋で甘酒や角煮を作る人が増えています。
というのも、放っておいても調理できるので、コンロが複数個あれば別のことができますし、じっくりと火が入るので普通に煮込んだり調理するよりも柔らかい仕上がりにできるのです。
便利だと人気になっている保温鍋ですが、いったいどんな料理に向いているでしょうか。
とうことで今回は保温鍋を使ったいろいろな料理を紹介します。
甘酒の作り方
では保温鍋を使って甘酒を作っていきましょう。
1.
まず、ご飯200gと米麹200gと水400ccを用意します。
ご飯は炊きたてのものでも冷や飯でもOKです。米麹は乾燥でも液体でもOKです。
2.
ご飯と水を保温鍋の内鍋に入れてコンロで火にかけます。
沸騰してきたら弱火にして10分くらい煮詰めます。
3.
お粥状態になったら火を止めて冷まします。
熱すぎると米麹が死んでしまうので60度~70度にまで温度を下げます。
4.
冷めたら米麹を入れてゆっくりとかき混ぜます。
大体混ざったら保温鍋の保温カバーに戻して4時間~5時間保温しておきましょう。
5.
甘味が出てきたら甘酒完成です。
ニオイや衛生面が気になるという方はここからまたコンロに戻して一回沸騰させてから飲むようにしましょう。
お米のツブツブが気になるという方はフードプロセッサーなどにかけると良いですよ。
角煮の作り方
豚のブロック肉:350g
ネギ:1/2本
生姜:1片
醤油:大さじ3
みりん:大さじ2
砂糖:大さじ1
酒:大さじ1
水:1カップ
1.
内鍋に豚バラブロック肉を入れて、ひたひたになるまで水を入れます。
2.
内鍋をコンロに置いて火を入れます。沸騰したら弱火にしてネギと生姜を入れ、そのまま10分間沸騰させます。
3.
火を止めて保温カバーをして保温鍋に移します。そのまま1時間程度保温させましょう。これが下茹でになります。
4.
下茹でが終わったら保温鍋から肉を取り出して食べやすい大きさに切ります。
5.
内鍋から茹で汁、ネギ、生姜を取り出して洗い、水、醤油、みりん、砂糖、酒、を入れます。
6.
調味料をコンロで沸騰させたら豚バラブロック肉を内鍋に入れて10分間加熱します。
7.
火を止めて保温カバーをして内鍋を保温鍋に移します。そのまま2時間程度保温しましょう。
8.
保温鍋を開けてよく味が染みていればできあがりです。卵や白髪ネギを添えてもおいしいですよ。
ローストビーフの作り方
牛ブロック肉:300g
塩コショウ:適量
ニンニク:1片
オリーブオイル:適量
赤ワイン:適量
1.
牛ブロック肉に塩コショウと、すりおろしたニンニクをすり込んでおきます。
2.
フライパンにオリーブオイルをひいて牛ブロック肉を入れて焼いていきます。
3.
軽く両面を焼いて赤ワインで香り付けしたら中まで火が通らないうちにフライパンから取り出します。
4.
ラップに牛ブロック肉を包んで内鍋に入れます。内鍋に水を入れてコンロで沸騰させましょう。
5.
沸騰したら火を消して、保温カバーをして保温鍋に移します。そのまま1時間程度保温しましょう。
6.
保温鍋から取り出して薄くスライスすればローストビーフのできあがりです。
レアっぽいローストビーフがお好みの方は30分~40分くらい保温すると良いでしょう。逆に1時間以上保温するとウェルダン風のローストビーフになりますよ。
まとめ
今回は保温鍋について紹介しました。
保温鍋はコンロの上に置かずに調理ができるので他の料理を同時に作ることもできます。
時短になりますし、じっくり余熱調理でおいしい仕上がりになるので最近では特に人気になっています。
人気商品を調べてみるとサーモスの「シャトルシェフ」やパール金属の「エコック真空保温」などが売れています。
気になる方はぜひチェックしてみて下さいね♪
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ