ご飯を炊く場合は多くの人が炊飯器を使いますよね。
おかまは新生活には欠かせない調理家電です。
ですが、最近では圧力鍋でご飯を炊くのが流行っています。
「圧力鍋で炊くと炊飯器よりもおいしい!」
なんて意見もあります。
「えっ、ご飯がおいしくなるなら・・・」
と、ちょっと気になってしまう話ですよね。
ということで今回は、圧力鍋と炊飯器を徹底比較してみました。
いったい、どちらがよりおいしくなるのか。
どっちがより節約になるのか。
さっそくみていきましょう!
代用はできるのか
まず、圧力鍋はいざという時に炊飯器の代わりになるのか、という点について。
圧力鍋というのは煮物やカレーなどを作るイメージがあるかもしれませんが、実はご飯を炊くこともできます。
なので、炊飯器が使えないときに圧力鍋で代用するのは可能です。
最近では炊飯機能に特化した圧力鍋も発売されていて、「パール金属」の圧力鍋などは4合炊、5合炊とサイズが分かれています。
これは購入する場合も分かりやすくて便利ですね~。
圧力鍋と炊飯器で炊いたご飯の比較
では次に肝心のお味について。
圧力鍋でご飯を炊くとおいしいという人はさいきん増えてきています。
今まで炊飯器で炊いていたけれど、圧力鍋で炊いた方がおいしいので圧力鍋炊飯に移行したという話もよく聞きます。
実際の触感について比較してみると、圧力鍋で炊いた方がお米に粘り気がでて、モチモチした食感になります。
一方、炊飯器でたくとそこまでの粘り気はでません。
しかし、ここら辺はあくまで好みのお話し。
中には、
「圧力鍋で炊くとモチモチし過ぎてお餅みたい」
「べちゃっとした食感になる」
という人もいるので、そこは好みが分かれるところですね。
また、圧力鍋の場合は焦げてしまったという失敗談も多くあるので、失敗しない安定性で見ると炊飯のために設計されている炊飯器の方が勝るともいえます。
節約になるのはどっち?
次にお金の面をみてみましょう。
つまり、コストパフォーマンスですね。
炊飯器で一回炊飯するのにかかる電気代は約4円となります。
一方、ガスコンロで5分程度加熱するのにかかるガス代は2.8円程度。
さらに、弱火だともっと安くなります。
電気代 | ガス代 | |
炊飯器 | 約4円 / 1回炊飯あたり | – |
圧力鍋 | – | 2.8円 / 1回炊飯あたり |
圧力鍋で炊飯する場合は5分加熱→10分蒸らしなので、結果的にかかる光熱費はとても安くなりますね。
もちろん都市ガスかプロパンガスかで値段も変わってきますし(基本的には都市ガスの方が安価です)炊くお米の量でも変わってきますが、圧力鍋と炊飯器の光熱費を比較した場合は圧力鍋の方が安くなる、というケースの方が多いでしょう。
さらに炊飯器の方は保温機能が付いているので、保温している間も電気代がかかってしまいます。保温にかかる電気代は炊飯時よりは安いですが、長時間ともなるとやはり電気代はかさんできます。
「とにかく節約したい!」
という場合は圧力鍋で大量に炊飯して、熱いうちにラップに包んで冷凍保存という方法が有効です。
炊飯器で長時間保存するよりも炊いてからすぐに冷凍して、再び解凍する方が味が落ちなくておいしくなります。
ただ、解凍には電子レンジが必要なのでその分の電気代もかかるということは頭に入れておきたいところですね。
電気圧力鍋なるものも!
圧力鍋といったら、ふつうはガス代の上で「ぷしゅー!」というイメージですが、最近では電気圧力鍋なるものもあります。
電気圧力鍋というのは、短い時間で長時間煮込んだような料理を作ることができる電気の調理器具となります。
炊飯機能も備えている商品が多く、量の分かるメモリも付いていますし、ものによっては白米玄米だけでなく、おこわやお粥も作ることができます。
炊飯も短時間で済みますし、長時間必要な煮込み料理なども作れるので、コスト的にもメリットがあると最近人気になっています。
代表的なものだと、ティファールの「Cook4me」やシロカの「クックマイスター」象印の「圧力IH鍋」などが有名ですね。
調理だけでなく保温効果の付いているものが多く、そのまま食卓に置いて鍋として使っている方が多いようです。
保温と聞くと電気代がかかってしまいそうですが、保温1時間にかかる電気代は20円程度なのでランニングコスト的にも優秀!
ただ、その分電気圧力鍋自体は高額になってしまい、1万以上の商品が多いですね。
中には4万、5万するものもあります。
調理にかかる光熱費が安くなるのは魅力ですが、本体の料金を考えるとなかなか悩ましいところではありますね。
まとめ
今回は圧力鍋と炊飯器を比較してみました。
普段一回の炊飯にかかる光熱費なんてあまり考えないですが、きちんと計算して一ヶ月に換算すると意外とお金がかかっていることに驚きますよね~。
光熱費の比較では圧力鍋の方がお安く済むという話でしたが、圧力鍋を洗う労力と水道代を考えるとそこまでの差はないように感じました。炊飯器はお手入れが楽というのも、実は大きなメリットですね。
最近では電気圧力鍋の種類も増えていますし、炊飯機能だけでなくいろいろな料理が作れる炊飯器なども売っているので、こんど家電量販店に行ったときはぜいともチェックしてみてくださいね。
今回は以上です。
ご参考なりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ