七夕といえば、
などのイメージが強いですよね。
しかし!
食べ物や料理も七夕を楽しむうえでの重要な要素ですよね。
ただ、七夕って他の五節句であるひな祭りやこどもの日と違って、
コレ!
という食べ物が思い浮かばないという人も多いのではないでしょうか。
七夕の日にそうめんを食べる家も多いですが、どういった意味があるのでしょうか。
もしや、このそうめんには、七夕との深いつながりがある!?
ということで今回は、七夕の食べ物についてまとめました。
七夕の食べ物といえば
七夕の定番メニューから、最近よく食べられている食べ物を紹介していきましょう。
そうめん
七夕にそうめんを食べている家は多いです。
スーパーで1年中売っているので簡単に手に入りますし、初夏である7月7日にはぴったりのメニューです。
ちなみに、七夕にそうめんを食べるようになった理由としては、
などが挙げられます。
普通にそうめんを湯がいて器に盛っても良いのですが、せっかくの七夕なので華やかな食卓にしたいですよね。
七夕といえば星の印象が強いので、ハムやチーズを星形にくり抜いてそうめんの上に飾ったり、輪切りにすると星形になるおくらを飾ったり、フルーツと一緒に盛り合わせて豪華にしたりと、さまざまなアレンジ方法があります。
ちらし寿司
ちらし寿司といえばひな祭りの食べ物というイメージが強いですが、最近では七夕にちらし寿司を食べるケースが多いです。
子供が大好きなメニューでもありますし、色々な食材を散りばめて華やかに飾るにはぴったりのメニューですよね。
薄焼き卵やかまぼこを星形にくり抜いて散らせば七夕らしいキレイな見た目になります。
ちらし寿司は健康や長寿、無病息災をあらわす食材が入っているので子供の健康を願う節句の料理として相応しいです。
カレー
カレーは子供が大好きなメニューです。
あまり七夕のイメージはないですが、最近では七夕にカレーを作る家が多いです。
理由としては作るのが簡単で、家族に喜ばれ、夏らしいメニューという点が挙げられます。
カレーの中に入れる人参やジャガイモを星形に切り抜けば七夕メニューらしい仕上がりになります。
スターフルーツ
スターフルーツはその名の通り輪切りにすると星形になるフルーツのこと。
日本ではあまり馴染みがないですが、南インド原産の熱帯果物で、豊富な水分と酸味が特徴です。
日本のスーパーなどでは生のままで売っていることは少ないですが、最近では缶詰や、シロップ漬けのパックなども売っているので七夕のデザートの材料として使われることが多いです。
ゼリーに入れたり、フルーツポンチにしたりと用途は様々で、クセがないので使い勝手の良いフルーツです。
そうめんと索餅について
そうめんは今では七夕の定番メニューですよね。
しかし七夕にそうめんを食べるようになったのは実は江戸時代のことであり、その前までは索餅(さくべい)という小麦粉料理を食べていました。
索餅というのはもともと中国で食されていた唐菓子のひとつで、奈良時代に日本に伝わりました。
実は索餅がどういった料理で、日本でどうやって食されていたのかは謎が多く、いろいろな説があります。
小麦粉と米粉、水を混ぜて練って作り、塩を加えてひも状にした食べ物で、茹でた後に醤油などを付けて食べていて現在の餅のような食べ物だったという説や、練った後に油で揚げたドーナツのような揚げ菓子だったという説などがあります。
ごま油を付けたり、小豆と一緒に食べることもあったと文献に記されています。
平安時代になり、祭り事などの祝いで頻繁に食されていましたが、江戸時代になって細い麺状になり、現在のそうめんの形になりました。
名前も「さくべい」がなまり「そうめん」に変わっていきました。
この風習の由来
索餅がそうめんに変化したのは分かりましたが、なぜ祝い事や祭り事で索餅を食べていたのでしょうか。
この風習は中国から伝わったもので、中国では
「索餅を供えると流行り病にかからない」
と言い伝えられていました。
古代中国では、
という伝説があり、祭り事や神事には索餅を供えるという風習がありました。
これが日本に伝わり、七夕の行事として定着していきました。
まとめ
今回は七夕の食べ物について紹介しました。
七夕はそうめんを食べるイメージが強いですが、もともとは索餅という小麦粉料理を食べていました。
文献によっていろいろな食べ方が載っているので、アレンジのバリエーションが豊富な食べ物だったと想像できますね。
最近ではそうめんだけでなく、ちらし寿司やカレーを作る家も多いですし、星やおりひめとひこぼしをイメージした七夕ケーキも販売されています。
せっかくの1年に1回のイベントなのですから、食事も子供が喜ぶ七夕にちなんだものを用意できたら楽しいですね♪
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ