鉛筆の持ち手部分を見ると「F」とか「HB」など書いてあります。
これは鉛筆の芯の硬さをあらわしているのですが、
アルファベットで表現されてもよく分かりませんよね。
「F」と「HB」以外にも「B」や「2B」などがありますが、
それぞれのアルファベットや数字はどのくらいの硬さを表現しているのでしょうか。
また、硬い鉛筆や柔らかい鉛筆では、
どのような使い分けが必要なのでしょうか。
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と、いうことで!
今回は、鉛筆の濃さと種類についてまとめました。
鉛筆の硬さの順番や、小学生が使うのにおすすめな
鉛筆の種類などをチェックしていきましょう。
鉛筆の種類
鉛筆の芯というのは黒鉛と粘土を練って成形して作られています。
鉛と粘土の割合を変えることで芯の硬さが変わるので、
濃さや硬さの異なったさまざまな種類があります。
黒鉛の分量を多くすると濃くて柔らかい鉛筆の芯になり、
粘土の分量を多くすると薄くて硬い芯になります。
よく鉛筆の持ち手の部分に「H」や「B」と書いてありますが、これは
「HARD(ハード)」
「BLACK(ブラック)」
の頭文字で、
硬くて薄い芯は「H」
柔らかくて濃い芯は「B」
と表記されています。
そして同じHやBの場合はアルファベットの前に書かれている
数字が硬さや濃さの濃度をあらわしています。
しかし、種類が多すぎてどちらが硬くてどちらが濃いのか混乱してしまいます。
ということで濃さや硬さを分かりやすく順番で並べてきましょう。
濃さと硬さの順番
JIS規格では芯の硬度は9Hから6Bまでの17種類です。
ではHARDの一番硬いものから順番に紹介していきましょう。
こうやって並べてみると、
かなりの種類の数がありますね。Σ(・∀・)
9Hから5Hまではとても硬くて丈夫なので紙ではなく
金属や石像などに文字を書く場合に多く用います。
4HからHまでは芯が硬くて減りが少なくしっかりとした
均等な線が書けるので製図設計などに用いられます。
突然出てきた「F」というのは
「FIRM(ファーム)」
の頭文字でしっかりとした、
引き締まったという意味です。
FはHとHBの中間くらいの硬さの鉛筆で、
F、HB、Bは好みの違いはありますが、
どれも一般筆記用として用いられています。
それよりも柔らかい2Bから6Bというのは
一般筆記というよりデッサンなどで陰影を出すときに多く用います。
小学校で使う場合はどれがいい?
一般筆記用の鉛筆というとHやHB、Bなどが当て嵌まります。
丁度、全種類のうちの中間くらいの硬さであり、
紙に文字を書くのに適しています。
しかし、小学生に持たせる鉛筆はBか2Bが推奨されています。
というのも、大人の手に比べ、子供の手は力が弱いので
筆圧をかけて書くのが難しいです。
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そのため硬さのあるHやHBより、柔らかい2Bを使った方が
子供の弱い筆圧でもしっかりと読みやすい字が書けます。
特に最近の子供は手や指の力が弱くなってきているので、
Bか2Bの鉛筆を指定している小学校も多いです。
イラストや絵を描く場合はどれがいい?
デッサンをする場合、輪郭や主線を書いてから徐々に形を書き込んでいき、
細かい陰影や光などを書き足していきます。
技術がある人は鉛筆一本でも力の加減を変えることで
さまざまな濃さの線をあらわすことができます。
ただし、多くの人は硬い鉛筆や柔らかい鉛筆数本も使い分けて書いています。
ちなみに「デッサン用鉛筆」というものも売っていて
10Hから10Bという普通の鉛筆よりも幅広い硬さと濃さが用意されています。
すべて揃ったセットもあるので全部揃えたい人はセットで購入する手もありますが、
全部揃えなくてもデッサンすることは可能です。
初心者であればまず3Hから3Bくらいの中から
気に入ったものを数本選びデッサンを始めてみると良いでしょう。
まとめ
今回は鉛筆の濃さと種類について紹介しました。
文房具店で見かけるのはHやHB、Bなどが多いので
17種類もの鉛筆があるというのは驚きですね。
(^^ゞ
JIS規格ではないデッサン用などの鉛筆を合わせるとさらに数は多くなります。
デッサンやイラストというと柔らかい2Bや6Bのイメージです。
しかし、硬い鉛筆でもイラストは書けますし、機械やロボットのような
緻密なイラストであればむしろHARDの方が向いています。
固定概念にとらわれず描きたいものや
使いたい紙、材質に合わせて選ぶようにしましょう。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ