コップや水筒を長く使っていると、
「中に茶色い汚れがこびりついてる!Σ( ̄△ ̄;」
なんてことはないでしょうか。
これは茶渋という汚れ。
コップや水筒にお茶を入れたときに、
成分が付着することで発生してしまいます。
見た目がいかにも汚らしいですし、
どうにかして掃除をしたいところ。
そんな時に、茶渋を効果的に落とすどんな方法があるのでしょうか。
金たわしなどでゴシゴシこすると、
傷ついてしまいそうで気になりますよね。
(^^;
ということで今回はコップや水筒についた茶渋を落とす方法をまとめました。
重曹を使った掃除方法や、
それ以外の方法も紹介していきましょう!
茶渋の成分について
コップや水筒に茶渋が付いていると目立ちますし、なんとなく見た目のイメージから汚いと思ってしまいますが、そもそも茶渋ってどんな成分なのでしょうか。
・・・・・・・
茶渋というのはお茶の成分であるポリフェノールと、水に含まれるカルシウムなどの銀イオンが結合してコップの底に沈殿しこびりついたもの。
緑茶や紅茶などお茶の種類によって若干色が変わり、ウーロン茶だと特に濃い茶色の茶渋が付着します。
シンクなどに水垢が付着するのと同じ仕組みで、結晶化してしまうとコップの表面に強くこびりつくのでこすっただけではなかなかキレイに取り除くことはできません。
茶渋の落とし方
では、いったいどのように落とせばよいのか。
ここでは効果的な茶渋の落とし方についてみていきましょう。
漂白剤
茶渋には漂白剤が効果的です。
漂白剤には2通りあります。
コップの底にうっすらと付着した茶渋であれば酸素系漂白剤で十分落とすことができます。
それで落ちない場合は強い漂白力と殺菌力がある塩素系漂白剤を使います。
ただ、塩素系漂白剤は酸性の洗剤などと混ぜると有毒ガスが発生するので気を付けましょう。
重曹
「手の荒れる漂白剤は使いたくない!」
という場合は人体に害のない重曹を使います。
軽い茶渋であれば茶渋を小さじ1コップに入れて、上からスポンジで優しくこすればすぐに汚れは取れます。
取れない場合はコップにぬるま湯を入れてそこに大さじ1の重曹を入れ、10~20分浸けておきます。
汚れが浮くのでその後スポンジでこすればキレイに茶渋が落ちてくれます。
(。・∀・)ノ
塩
手元に重曹も漂白剤も無いという場合は、塩を使います。
塩を小さじ1コップに入れて、上からスポンジでこすりましょう。
この方法でも茶渋は落ちてくれます。^^
化学作用ではなく塩の粒がケンカ剤の役割を渡すので、茶渋が削れて落ちていくという仕組みですね~。
ただし、コップに傷を付けたくない場合には不向きな方法です。
レモン
後は、食材を使う方法としてレモンが使えます。
レモンは酸性なので、酸性の漂白剤同様に茶渋を落とす効果があります。
漂白剤のように手荒れの心配はありませんし、自然のものなので人体への影響を心配ありません。
レモン汁をコップに入れて10~20分浸けてからこすってもいいですし、使い終わったレモンの皮をスポンジ代わりにしてもいいです。
メラミンスポンジ
後は、最終手段のメラミンスポンジ。
「激落ちくん」などでお馴染みのメラミンスポンジは、スポンジの間に小さな気泡があり様々な汚れを絡めとって落とすことができます。
ただし、こちらも研磨したような状態になるので傷を付けたくないコップには不向きです。
茶渋をつきにくくする方法
ということで、上記いずれかの方法で茶渋の汚れはバッチリ堕ちましたね!
ただ、掃除の方法は分かりましたが、しつこくこびりついてしまうと掃除もひと苦労だったかと思います。
だったら、初めから茶渋をつきにくくする方法などはないものでしょうか。
ここでは、茶渋をつきにくくする予防方法を紹介します。
使った後はすぐに洗う
茶渋というのはお茶の成分と水の成分が結合して沈殿し、コップの内側や底にこびりつくことで発生します。
沈殿してこびりつくには時間がかかるのでその前にキレイに洗ってしまえば茶渋はつきません。
使い終わったらすぐ洗う習慣を付けるようにしましょう。
水に浸しておく
もちろんすぐに洗うのが一番ですが、忙しい朝などはそうもいきません。
そういった場合はせめて水に浸しておきましょう。
そのまま置いておくよりも格段に茶渋はこびりつきにくくなります。
ミネラル成分を含まない水を使う
水に含まれるカルシウムなどの銀イオンがお茶のポリフェノールと結合するのが原因なので、そういったミネラル成分を含まない水を使えば茶渋はつきません。
蒸留水であればミネラル成分を含みませんし、軟水であれば含有量が少ないです。
逆に硬水にはミネラル成分が多いので、茶渋がたくさんついてしまいます。
まとめ
今回はコップや水筒についた茶渋を落とす方法をまとめました。
茶渋というくらいだからお茶の成分だけが原因だと思っていましたが、水に含まれるミネラル成分も原因の一端だというのは意外でしたね。
毎回蒸留水を使うのは面倒という場合は軟水でも良いですが硬水には気を付けるようにしましょう。
場所によっては水道水に大量のミネラル成分が含まれるので一度自分の住んでいる地域の水道水の硬度を調べてみると新しい発見があるかもしれませんよ♪
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ