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鏡開きとはいつやるもの?関東と関西で違うの?

鏡開き

飾っていた鏡餅をみんなで食べる日として有名ですよね!

あま~いぜんざいにしてお餅を食べるので、

昔から鏡開きが楽しみだった♪

なんて人も多いのではないでしょうか。

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でも鏡開きっていつやるものなのでしょうか。

関東では1月11日が主流ですが、関西や他の地域では11日ではないという話もあります。

本来はいつやるべきなのかちょっと気になります。
ということで今回は鏡開きについてまとめました。

鏡開きの意味やマナーぜんざいにして食べる理由などもチェックしていきましょう。

2018年の鏡開きはいつやる?

鏡開きといえば新年の大切な行事ですよね!

では来年の2018年(平成30年)の鏡開きはいつなのかみていきましょう。

鏡開きは一般的に1月11日となっています。

鏡開きの日

1月11日



春分の日や秋分の日と違い年によってズレるものではないので2018年も2019年も変わらずに1月11日が鏡開きです。

しかし!

鏡開きの日は関東と関西で違うという話もあります。

本当に地域によって鏡開きの日にちが違うのでしょうか。

関東と関西で日にちが違う?

そもそも鏡開きは門松の飾りをしまった後で行われていました。

なので、松の内である1月15日以降に行われ、1月20日に多く行われていた行事でした。

江戸時代、慶安4年の4月20日に徳川三代将軍である家光が亡くなったので1月20日を忌日として避けて、1月11日に鏡開きをやるようになり、その風習が現代まで伝わっています。


しかし、1月20日を忌日として鏡開きを1月11日にズラしたのは徳川家のお膝元である江戸が中心なので、関西やその他の地域の人にはあまり伝わっていませんでした。

なので現代でも関西地区は変わらず1月20日に鏡開きをやっている家も多いです。

また、京都府では昔から1月4日に鏡開きを行う風習があるので、1月11日以外に鏡開きをやっている家も結構多いです。

さらに現代では地域で大々的に鏡開きをしてぜんざいを振る舞うようなイベントの場合、土日に合わせて行うことも多いので、1月11日でないこともあります。

鏡開きとは?

そもそもですが、鏡開きとはどのような行事なのでしょうか。

ざっくりいうと、鏡開きというのは神様にお供えした鏡餅をみんなで食べるという風習です。

神様にお供えした食べ物には力が宿るので、それを家族で分け合って食べることで祝福や恩恵を受けるという意味合いがあります。

鏡餅には家内安全や夫婦円満、無病息災などの祈りが込められているので、そういった願いを込めて行う儀式のひとつです。

鏡開きのマナーについて

鏡開きにはいくつかの気を付けなければいけないマナーがあります。

刃物を使わない

鏡餅というのは大きな丸いお餅のかたまりですし、数日飾っておいたものなので乾燥して固くなっています。

そのまま使うわけにはいかないので当然小さくしなくてはいけないのですが、ここで包丁やナイフを使って切り分けるのはマナー違反とされます。

刃物は切腹を連想させるので不吉とされ、小さくしたいときは木槌などを使います。

切る・割るなどの言葉はタブー

鏡餅を食べやすく小さくする際には「切る」「割る」などの言葉を使わず、開くという言い方をしましょう。

「切る」「割る」というのは忌み言葉とされ、不吉とされるので使わないように気を付けるようにしましょう。

鏡開きのお持ちをぜんざいで!

鏡開きの際、お餅はぜんざいに入れることが多いですよね♪

甘くておいしくてついつい食べ過ぎてしまいそうですが、なぜぜんざいに入れるのでしょうか。

何か意味があるのでしょうか。

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実はぜんざいに使う小豆には昔から魔除けの意味があります。

赤い色をしているので魔を払う神秘的な力があるとされていて、中国や日本では行事や儀式で多く使われてきました。

武家社会において新年の仕事始めや道場開きに小豆を甘く煮て鏡餅と一緒に食べていたのが徐々に庶民にも伝わり、現在の風習になりました。ちなみに鏡餅をぜんざいではなく、お正月の雑煮に入れるという地域も多いです。

まとめ

今回は鏡開きについて紹介しました。

テレビなどで大きな鏡餅を木槌で割っている映像をよく見ますが、刃物を使わないのには理由があったんですね~。

ちなみに鏡開きといえばぜんざいが有名ですが、お汁粉と呼ぶ場合も多いですよね。

こし餡をといたものをお汁粉、潰し餡で作ったものをぜんざいと呼び分けている地域も多いです。

家族の好みに合わせて好きな方で作ってみて下さいね♪

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ