中華鍋!
というとチャーハンのような炒め物や、肉まんなどの点心の蒸し物などを作るイメージですよね。
中華料理屋でもおなじみの調理器具です。
しかし、なんと中華鍋というのは燻製を作ることもできるのです!
燻製というと燻製器や野外のバーベキューなどで作るイメージですよね。
チップを敷いたり煙を出したり色々と難しそうですが、本当に中華鍋でおいしい燻製ができるのでしょうか。
ということで今回は、中華鍋を使った簡単な燻製の作り方を紹介します。
燻製を自宅で作りたいと思っている方必見です♪
中華鍋で燻製
燻製を作りというと燻製器を思い浮かべますよね。
ロッカーのような箱型で大きなお肉をぶら下げておけるような燻製器や、ドラム缶のような形で煙突の出ている燻製器が有名ではないでしょうか。
燻製好きな方はレンガを組み立てて自宅の庭に燻製器を作っていたりもします。
でも燻製器を購入するとなると結構な費用がかかりますし、買ったとしても大きいので保管が大変ですよね~。
場所を取りますし、燻製以外に使い道がないというのもネックになってしまいます。
そこで!
おすすめなのが中華鍋を使った燻製方法。
燻製というのは煙を出すために空焚きをするので、熱に強くて頑丈で変形しにくい中華鍋を使うことができます。
また、中華鍋は底が丸くて徐々に周りに広がるような形をしているので、煙を効率よく食材に染み込ませることができます。
中華鍋であれば収納もそこまで大変ではありませんし、燻製器として使わないときは普通に鍋として使えるので便利です♪
用意するもの
中華鍋が燻製に適していることは分かりましたが、中華鍋以外にどんなものを用意すればいいのでしょうか。
中華鍋を使った燻製に必要なものを紹介していきましょう。
スモークチップ
燻製作りには必要不可欠なのがこのスモークチップ。
木を細かなチップ状にしたもので着の種類によって燻製の味や風味が変わります。
リンゴ、ナラ、クルミ、ヒッコリーなど色々な種類が売っていますが、サクラチップが一番ポピュラーで日本人の下に馴染みやすいといわれています。
スモークチップはアウトドア用品などのコーナーを探せば売っていますが、最近では100均などでも売られています。
フタとアルミホイル
フタは煙を中華鍋の中に閉じ込めるのに必要ですし、中華鍋の中でスモークチップと食材を一緒にアルミホイルで包むことでスモークの風味がより食材に染み込むようになります。
ただ、中華鍋ってフタが付いていないものが多いですよね。
その場合は多少サイズが合っていなくても煙の漏れを防ぐことができるのであれば大丈夫です。
脚つき網
食材を乗せる台にするために鍋の底に置く脚つき網が必要です。
脚があるのが理想的ですが、なければ丸めたアルミホイルを噛ませて高さを調節しても良いですし、網の直径が中華鍋の底に上手くハマり下のスペースが空くのであれば脚は必要ありません。
作り方
ではさっそく中華鍋を使った燻製の作り方をみていきましょう。
チーズ、ちくわ、ホタテのおつまみ燻製
1.
まず、中華鍋に大きくはみ出すくらいに広げたアルミホイルをひき、中華鍋の中心にサクラチップを大さじ1ほど敷きます。
2.
サクラチップの上の位置にくるように網を乗せてコンロに乗せます。
3.
コンロに火を点けて空焚きします。そのまま煙が出るまで待ちましょう。
4.
スモークの香りがして来たら網の上に一口大に切ったチーズ、4、5cmに切ったちくわ、ホタテを乗せます。
5.
大きくはみ出したアルミホイルで食材を包み煙が逃げないようにします。
6.
さらにフタをして煙が外へ逃げるのを防ぎます。
7.
食材の量にもよりますが、大体10分~15分加熱して火を消し、そのままアルミホイルを取らず5分程度置いておきましょう。
8.
アルミホイルを外して食材がスモーク色になっていたらできあがりです。
ゆで卵と手羽先の燻製
1.
まず、食材に下味を付けておきます。手羽先はブラックペッパーと塩を振りかけ、ゆで卵は殻をむいた後、白醤油に漬けておきましょう。
2.
下味が付いたら中華鍋にアルミホイル、サクラチップ、網をセットして食材を並べていきます。
3.
アルミホイルを閉じてフタをし、15分~20分加熱します。
4.
加熱し終わったら火を止めて5分ほど置き、アルミホイルを外せばできあがりです。
「自宅で燻製なんかしたら香りが充満して大変なんじゃない?」
と思うかもしれません。
アルミホイルとフタで煙を遮断するので普通に燻すよりも煙は広がらないですが、やはり家に匂いが付くのが気になるという方は多いです。
そんな場合は庭や公園などにカセットコンロを持っていって中華鍋で燻製をするというのもおすすめです。
カセットコンロなら持ち運びやすいですし、バーベキューセットや着火剤で炭に火を点けるよりもお手軽です。
まとめ
今回は中華鍋を使った簡単な燻製の作り方を紹介しました。
中華鍋で燻製ができちゃうなんて驚きですよね!
家庭用のスモークポットなども売っていますが、サイズが小さくて大きな肉の塊や魚を燻製にするのは難しいというデメリットがありました。
しかし中華鍋を使えば大きいスモークサーモンや、スモークタンなども楽に作ることができます。
ただ、大きいものはそれだけ燻製にするのにも時間がかかるので時間調整がおいしく作るポイントです。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ