ケーキ屋さんのショーケースなどを見ていると、本当に色々なデコレーションがしてありますよね~。特にクリームは美しい流線を描いていたり、バラの形に整えてあったりして本当に華やかです♪
あの細かいクリームのデコレーションは絞り袋の口金によって形が変わるのですが、口金にはどんな種類があるのでしょうか。
どんな形の口金を使えば、どんなデコレーションになるのでしょうか。
また「お花の形に絞りたいんだけど、どの口金を買えば良いの?」という場合に口金のバリエーションや上手な絞り方も気になるところですよね。
ということで今回は絞り袋の口金の種類についてまとめました。
絞り袋の口金の種類
丸口金
丸く搾りたいときに使える円形の口金で、マカロンや円形クッキーなどを作る際に便利です。また丸く搾らずに伸ばせば棒型クッキーや、エクレアを作ることもできます。
星口金
中心から放射線状に切り込みが入っている口金で、星形に絞ることができます。デコレーションケーキなどを飾るときによく用いられるオーソドックスな形となります。。
真っ直ぐに絞ればキレイな波線が入りますし、丸く絞れば花のつぼみのような形になります。これひとつあるだけでデコレーションのバリエーションがぐっと広がります。
ローズ口金
バラの花びら形に絞るのに便利な口金で、薄い花弁のような形が絞れます。一枚一枚重ねていけばバラになりますが、ケーキの側面などにそのままスーッと絞っていけば、ウェーブやフリルのような形に絞ることができます。
キレイなバラ形に絞るのはなかなか難しいですが、練習を重ねればローズクッキーやローズケーキも作れるようになります。
フラワー口金
中心から放射線状に切り込みが入っていて、星口金と似ていますが、星口金よりも柔らかい曲線で可愛らしいお花の形に絞ることができます。
小さなフラワー口金で絞れば細かいヒダの花になりますし、大きなフラワー口金なら大きめのヒダが作れます。星口金同様にいろいろなバリエーションの形を作ることができます。
サントノーレ口金
サントノーレ口金はローズ口金を少し開いたようなしずく形をしていて、フランスの伝統菓子「サントノーレ」のクリームを絞るときに使っていたことからこう呼ばれるようになりました。
V字の切り込み部分を上にして強めに絞ります。すると立体的でもこっとした可愛らしくてエレガントな形に絞れます。
モンブラン口金
ケーキのモンブランを作るときに使う口金で、丸い絞り口にポツポツと小さな穴がいくつも開いています。
細い形のクリームが何本も出てくるので、スポンジやムースを覆うように真っ直ぐ線を引くようにクリームを垂らしても可愛いですし、ぐるぐると回せばらせん状に模様ができて高級感が出ます。
生クリームよりしっかりした感触のモンブランクリームやバタークリームなどを絞るのに向いています。
片目口金
棒状の絞り口の片側にだけギザギザの切り込みが入っている口金です。ギザギザ部分を上にして波状に絞っていけばキレイな線が浮かび上がります。お花やポイントを作るというよりも、ウェーブやフリルを作るときに役立ちます。
両目口金
形は片目口金と一緒ですが、両側にギザギザが付いています。なのでどの向きで絞ってもキレイな波線が付きますし、垂直にしてから緩いカーブを付けて絞っても一風変わった模様になって素敵です。
葉っぱ口金
絞り口が大きくV字にえぐれている口金で、文字通り葉っぱのような形を描くことができます。工夫すればお花の花弁のようにもなりますし、強弱をつけることで、面白い葉っぱの模様が生まれます。
まとめ
今回は絞り袋の口金の種類について紹介しました。
たかが金口。
されど金口。
実にさまざまなタイプの金口がありましたね~。
二つ三つくらいは見たことがある口金だったと思いますが、こんなにたくさんの種類があるなんてびっくりしたという人も多いのではないでしょうか。
丸口金と星口金くらいであればスーパーの製菓コーナーや100均にも売っていますが、サントノーレ口金やモンブラン口金などはあまりお目に掛かりませんよね。
専門店や大きめのホームセンターなどに行くと売っています。サイズも様々なので自分の使いやすいサイズを選んでみて下さい。
いくつか違う種類の金口を持っていると、作ったお菓子の見た目のバリエーションも格段にひろがりますよ!
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ